来春の甲子園大会で注目浴びる存在となるだろう。明治神宮野球大会で初優勝を果たした慶応高(神奈川)のエース、白村(はくむら)明弘投手は、出場確実な晴れ舞台へ向け「有頂天にならず。まず1勝」と話す。
185センチ、73キロと細身ながら、右上手から独特のひじの使い方で繰り出す直球は最速146キロ。その体格と投球スタイルは、かつて甲子園でも人気となったダルビッシュ投手(日本ハム)にどことなく似ている。
この秋、白村は腰痛に苦しんだ。秋の神奈川大会で6試合を1人で投げ抜き、関東大会も大半を投げた。その代償で筋膜炎を患った。関東大会以降はノースローで調整を進めた。明治神宮大会では初戦の準々決勝と準決勝は登板がなく、「投げたくて投げたくて仕方なかった」という。決勝の天理高(奈良)戦で、1点差に迫られた6回にようやく出番となった。「腰の痛みは気合でカバーした」と速球で押し、優勝の瞬間をマウンドで迎えた。ナインの祝福に、苦しい日々を思ったのか涙がこぼれていた。
白村の帽子のつばには「世代最強」という文字が記されている。米大リーグで活躍する松坂投手(レッドソックス)の同期が「松坂世代」と呼ばれたように「いつかは“白村世代”と呼ばれるぐらい目標を高くしていきたい」と話す。
「体を強くして、150キロを出せるようにしたい」。現実味十分の目標に違いない。
http://www.sponichi.co.jp/baseball/flash/KFullFlash20081129014.html
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